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桜小路かのこ作「青楼オペラ」第1話 後半あらすじ&感想

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コミックシーモア
桜小路かのこ作「青楼オペラ」第1話
後半あらすじ&感想

 

大人気を博し、小学館漫画賞少女向け部門受賞を受賞した「BLACK BIRD」を描いた桜小路かのこの待望の最新作の本作。小学館「ベツコミ」で連載中、すでに電子書籍を含み発行部数は6巻までで100万部を突破!
舞台は江戸時代、遊郭吉原。親を亡くした武家出身の朱音(あかね)が自ら身を沈めたのは、大見世・曙楼。高利貸しの若旦那で頭の切れる色男・近江屋惣右助(おうみやそうすけ)との出会いが、朱音の運命を動かします。お互いに“ワケあり”なふたりが紡ぐ、艶やかな吉原・遊郭ラブストーリー。

 

■初めて会ったその日に…??

朱音が歩いてると、目の前に稲荷神社が見えてきた。

そこにはお参りしている人物も見える。その人物、ひどいザンバラ髪(ふり乱れた髪。この時代ではまげを切ってしまった髪型)の青年は朱音の顔を見ると、「あんた売られたのか」と、突然腕を掴んできた。

そして矢継ぎ早に「見世はどこだ」「名は」と尋ねてくる。驚いた朱音は、いくらなんでもゴロツキのようなこんな客は…と思ったものの、その目を見て、彼が自分に抱いている感情は“敵意”だ、と感づいた。青年は朱音の手を話すと「ざまぁねぇな」と笑いながら立ち去っていった。

 

 

朱音が曙楼に戻ると、朝明野が「お前の客が見えないよ?」と嫌味を言う。

そこに、茶屋の巴屋が、自分の茶屋にきた客が、曙楼の花魁を呼んでいると訪ねてきた。朝明野の客にしては早くないか、とおかみが困った顔をすると、なんと巴屋は曙楼にあかねという花魁はいるか、と言ったのだ。

そして、気の早いことにその客は曙楼に向かっているという。その厄介な客は誰なんだ、とおかみが聞くと、「それがあの近江屋の若旦那なんで----」と言う。

 

そう先ほど、稲荷で朱音の腕をつかんだ青年・近江屋の若旦那が曙楼に向かって歩いてくる。

彼は、往来を歩いて侍にぶつかり、侍に難癖をつけられていた。侍は、町人風情が武士に肩をぶつけるなど、道を譲って当然であろう!といきまいている。

その言葉に青年は破顔すると、とんだ無礼を、と頭を下げ、曙楼の前の道を空けよ、と往来の人間を整列させた。そして、お先にどうぞ、と侍に道を明け渡した。しかし侍は、見世を食い入るように見ていたものの、曙楼に支払う金など持ってはいない。貧乏侍には入れるような曙楼ではないからだ。

馬鹿にされたと気づいた侍は、青年に向かって刀を抜こうとするが、その直前で柄頭を押さえられてしまう。青年は「世の中を動かしてンのはてめえらだけだと勘違いしてやがる。金も度胸もねぇ上に、威張り散らすしか能がねえからモテねぇのよ。悔しかったら紅のついた煙管の1本や2本、差し出されてみろってんだ!」と言い放った。

 

旗本に髷(まげ)を切られて脅されても屈しなかったって噂のザンバラ髪、頭も切れるし、見たとおりの色男、おまけに家は蔵前きっての大札差(高利貸し)、“あの”近江屋惣右助が、朱音の客だというのだ。

曙楼に現れた惣右助は、朱音を見つけると「今宵はこいつを買いにきた」と言う。しかも落籍(ひか・金を払って芸者などをやめさせ、籍から名前を抜くこと。身請け)してやろうと思って、と続けた。今日を入ってきた女を落籍すとは前代未聞、妾にでもするんだろ、と遊女たちは口々に言う。落籍すの意味を知った朱音は、惣右助の前に走り出て「その話、お断りします」と頭を下げた。

惣右助も含め、その場にいた全員が凍り付いたのも束の間、朱音は「私は妾になりとうて廓に参ったわけではございません。余計な情は無用に願います!」と続ける。しかし、惣右助は、女郎は誰に買われようと文句は言えない、覚えておけ!と言い返す。

 

そこに朝明野が現れた。朱音は今日曙楼に来たばかり、まだお客はとれません。馴染みでもない客が、しかも見世に出す前の子を落籍すことなどできない、と惣右助に言う。惣右助が、金で片付けられないことが廓にあるのか?と言うと、朝明野は「無理を通す使いようでは侍の刀と同じでござんす」と返す。

 

惣右助がじゃあどうしろと?と苛立ちを隠せないように言うと、笑顔を作った朝明野は穏やかにこう言い返した。

「朱音の馴染み(同じ遊女に通い慣れること)になりんし。朱音は近く新造(見習いの女郎)となって、2年もすれば突き出して、床入りもできる一人前の女郎になりんす。そしたら通って馴染みとなって、足を洗わせてやりなんし。

それまでわっち(私)が目を光らせて、ほかの殿方には指一本触れさせんせん」。惣右助は2年も自分の気が変わらないと思ってるのか、と訪ねると、朝明野は、もっと夢中になるような傾城(けいせい・遊女のこと)に育ててみせましょうと言うのだった。気分を害した惣右助は、諦めねぇからな!とその場を足音をたてながら去っていった。

 

 

そして朝明野は朱音にこう言うのだった。

 

約束は約束だ、今日からお前は私の妹。きっちりかわいがってやるから、覚悟をしておけ、と。

そして夜桜の下を歩く、朝明野の花魁道中。町人はその朝明野の美しい姿を見て、ここは極楽だ…とつぶやいた。朱音はその姿を眺めながら「ここはまだ地獄の入り口でしょうね、父上」とひとりごちる。

曙楼の“茜”。“あの”近江屋惣右助を振った禿として有名になるのは翌日のことだった----。

 

惣右助が登場し、物語が動き始めます。朱音は面識はなさそうですが、なにやら惣右助は朱音のことを知っている様子…??それにしても初めて会ったその日に、朱音を身請けしようなんて、一体どんな魂胆なのでしょうか。

惣右助の侍をおちょくる言動、そして朝明野姉さんの穏やかながらも物怖じしない惣右助への発言。

 

なんかこれが江戸っぽいなぁ、と印象をもちました。テンポよくストーリーが進んでいくので、とても面白いですね。1話後半は、さらに専門用語が飛び出してきますが、具体的な意味がわからなくても読み進められます!(雰囲気で…)。吉原の雰囲気を楽しみながら、是非読んでもらいたい作品ですね!

 

2017年7月現在、本作は第6巻が発売されたばかり!惣右助と朱音、そして曙楼での展開から目が離せません!

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